栄養小話 第2話 「活性酸素」から身を守る"緑黄色野菜"の食べ方
世界一の長寿国(平均寿命男77歳、女性84歳)となった日本、しかし、65歳以上の半数が何らかの病気をかかえているのも事実です。その多くは、動脈硬化症によるもの。これは、血液中の悪玉LDLコレステロールが酸化され、変性LDLとなって起こります。この酸化の原因となっているのが、最近注目を集めている「活性酸素」です。
もともと、活性酸素は種々の病原菌から体を守るときに必要なものです。しかし、呼吸する酸素の約2%が体内で自然に活性酸素となることから、条件により多過ぎると問題が起こります。 活性酸素は、電子がーつ足りない不安定な構造をしているために周りの物質から電子をとり、その物質を不安定な状態=酸化させてしまうのです。 たとえば、脂肪分と結合して過酸化脂質をつくったり、アルコール分子と結合して細胞膜を傷つけたり、あるいは遺伝子を狂わせてガンや動脈硬化、心臓病、糖尿病など、多くの病気を誘発します。しかし、休内には、活性酸素を抑制する強い昧方、醇素があります。これが抗酸化物質として働くのです.ただ残念なことに、酵素は、活性酸素の働きを抑制するときに、自らが酸化されてしまい、今度はその物質自体がトラプルを引き起こすのです。
そこで、活性酸素を消去する、安定した抗酸化物質として、食品からビタミンなどの「栄養素」やポリフエノールなどの「化学物質」を摂る必要がでてきますこれらのなかで、ビタミンA・C・Eには強い抗酸化作用があります。
植物性ビタミンAのカロチノイド色素は、動脈硬化のほか、ガン予防にも有効なことはよく知られています。
緑黄色野菜に多く含まれるβカロチンはその代表的なもので、野菜の濃い色の本体です。青じそ、パセリ、にんじん、かぼちゃ、春菊、小松菜、大根の葉、にら、ほうれん草などに多く含まれています。ただ、水に溶けやすく熱に弱いので、野菜は加熱し過ぎないで食べるのがポイント。
ビタミンEを多く含むのはアーモンド、ピーナッツ、大豆油、ごま油、大豆、小麦胚芽、オリーブなど天然のα型ビタミンEに比べ、合成のものは吸収されにくいので、ビタミン剤の場合は種類の表示をチエックしましよう.、.なお、これらのビタミンは、細胞膜の内外などそれぞれの持ち場で抗酸化作用を発揮するので、やはり併せて摂ることが良いのです。
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