栄養小話 第12話 チョコレートをやめられない
チョコレートをやめられない
〜チョコレートが大好きで毎日食べているこのまま食べ続けて問題ないか?〜
とある質問
「私はチョコレートが大好きで毎日欠かさず食べています。気が付くとチョコレートばかり食べてしまい、3度の食事のうち1〜2度はチョコレートで済ませてしまう日もあるほどです。近ごろは仕事が忙しく、イライラするたびにチョコレートに手を出してしまい、おなかがいっぱいになるまで止められなくなっています。昨日も、あまりに多く食べ過ぎて気持ち悪くなりました。このままの調子で食べ続けていて大丈夫でしょうか?チョコレートを食べ過ぎることは、健康上、何か問題ありますか? 1日に食べてよい量の目安などはありますか?教えてください。」
素晴らしい健康効果があるが食べ過ぎには注意が必要
チョコレートは万人に好まれるお菓子ですね。美味しさは人体へ健康効果をもたらす機能性食品として注目されています。チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれている、カカオマスポリフェノール(CMP)の効用としては、次のような種々の報告があります。
@LDL(悪玉コレステロール)の酸化や血管壁へのカルシウムの沈着を抑制し、動脈硬化を予防する。
AビタミンEやKと同様の活性酸素(フリーラジカル)に対する、抗酸化(ラジカルスカベンジャー)作用があり、がんや老化の予防に効果ある。
B心身に加わったストレスに対しておこるストレス反応(内分泌系や神経系の変化)への抑制効果がある。
Cチョコレートの香りには、集中力や記憶力を向上させる作用がある。
以上のように、心身の健康にまつわるチョコレートの効用は、報告されているだけでも多岐にわたっています。
また、食品としての栄養価も優れており、なかでもミルクチョコレートは、1枚(約50g)あたりエネルギー280s、Ca130r、鉄0.6r、亜鉛750rとなっており、高熱量のミネラル補給源として期待できます。
このように、素晴らしい点のたくさんあるチョコレートですが、やはり食べ過ぎてしまってはよくありません。
月並みですが、バランスの良い食事(1日1600s)を3食きちんととることを基本としましょう。チョコレートはあくまでおやつとして、1日3分の1枚程度(約100g)を、ノンシュガーのハーブかレモンティーで楽しむようにしましよう。
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