栄養小話 第33話 ゴマを食べてガンを防ごう!
体内でセサミノールが作られる
ゴマの脂肪にはオレイン酸やリノール酸などが含まれ、コレステロ一ル値を減らす働きをし、動脈硬化の予防に役立ちます。またリノール酸は、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンや男性ホルモンの分泌を活発にするので、イライラを静める働きがあります。さらにゴマは抗酸化物質として知られるヒタミンEを豊富に含みます。ゴマのピタミンEはγ一トコフェノールとよばれ、強い抗酸化カや老化防止の働きをするほか、細胞膜にある脂肪酸の酸化防止に役立ちます。またゴマに特有なセサミノールという物質には、ヒタミンEより抗殴化物質が多く含まれ、多数の実験でガンの予防に宥効とされています。セサミノールはゴマ油に豊高に含まれ、ゴマ自体には少量しか含まれていません。ゴマに含まれるセサモリンという物質が、ゴマ油の婿製過程でセサミノールに変わるからです。しかし、ゴマにはセサミノールが糖についたセサミノール配糖体が多く、これが腸内細菌と結びついてセサミノールに変化します。ですから人間の場合、ゴマそのものを食べれば、体内でセサミノールが作られるのです。
強力なセサミノールの抗酸化力
セサミノールの強い杭酸化力を示す実験として、名古屋大学農学部の犬澤敏彦教授の報告1があります。LDL(悪玉)コレステロールを摂取後セサミノール、ビタミンE(γ一トコフェノール)、プロブコール(高脂血症治療)その他4種類の抗酸化物質を加えたものに、酸化作用のある化学物質をそれぞれに加え、どの程度酸化が抑えられるかを比較実験しました。その結果セサミノールは、ビタミンEやプロブコールの10倍抗酸化力があることがわかりました。さらに名古屋大学医学部の実験で、ゴマの種子に含まれるセサミノール配糖体が、ゴマ油に含まれるセサミノールと同様に強い抗酸化作用を持つことが証明されました。また近年、黒ゴマの色索成分であるアントシアニンとビタミンB2(リポフラビン)の抗酸化力にも目が向けられ、実験によって黒ゴマにガン患者延命に有効との報告もあります。このようにゴマには、抗酸化作用やガン抑制作用なとの健康効果があります。大澤敏彦教投は、1日にゴマを5〜10g摂ること、また、ゴマ油に他の油を混せて使う場合は、少なくとも3分の1はゴマ油を入れるようにアドバイスしています。フライパンで妙ったり、食卓にすりゴマ器を用意したりし、目常的に摂るように心がけましょう。
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